安心のその先へ|本当の幸せを知り、お金を「活かす」人生へ
- 事務局 Rosa Mare
- 10月14日
- 読了時間: 3分

あなたが幸せを実感する瞬間は、どんな時ですか?
愛する人や家族と、食卓を囲むとき。
親しい友人と、心から語り合えたとき。
木漏れ日の緑や、太陽にきらめく海に心を動かされたとき。
誰かに「ありがとう」と言われたとき。
旅先で、日常とは違う風景や人と出会ったとき。
何かをやり遂げ、静かな達成感を感じたとき。
特別な出来事の中だけでなく、何気ない日常の一瞬の中にも、
幸せや、生きている喜びを実感することがあります。
大人の私たちが「本当の声」を聴けなくなる理由
けれど、自分にとっての“本当の幸せ”を知ることは、思っているよりも難しいものです。
誰かの期待や常識、職場や家庭での役割を優先するうちに、自分の声がどこか遠くに霞んでいくことがあります。
気づけば、仮面をつけたように日常をこなし、「今日も無事に終わった」とだけ思う日々。 それでも、心の奥では小さな声が囁いているのではないでしょうか。
——このままでいいの?——私は、どんな人生を生きたいのだろう?
幸せを実感して生きていくためには、その声に耳を澄ませることが欠かせません。
それが、自分にとっての本当の豊かさへの入り口となります。
お金は「目的」ではなく、人生を豊かにする「道具」
お金について考えるときも、それが第一歩になります。
私たちが作り上げた社会では、長く「お金さえあれば幸せになれる」と信じてきたように思います。 しかし本来、お金そのものに感情も意味もありません。
かつて子ども向けのワークショップで、再利用のために裁断された紙幣を手にしたことがありました。それは粉々の“ただの紙”でした。
——お金は、私たちが意味を与えてはじめて力を持つもの。
持っていることより、どう使うか。どんな心を込めるか。
お金は、私たちの内側を映す鏡です。使い方次第で、安心にも自由にもなるのだと思います。
NISA・iDeCoなど資産運用の前に、立ち止まって考える
NISAやiDeCoの普及により、資産運用を始める人は増えています。学びと実践は素晴らしいことです。
けれど、その前に自分へ問いかけてみてください。
このお金で、私はどんな人生を生きたいのだろう? どんな時間を、誰と、どんな気持ちで過ごしたいのだろう?
数字の前にビジョンを描く。それが、人生の方向を示す羅針盤になります。
夫婦や家族で語り合ってみると、「お互いに何も分かっていなかった…」という気づきも含めて、新しい理解や関係の深まりが生まれるはずです。
幸せのビジョンを描き、お金を活かそう
人がお金に求めるもの——それは、まず「安心」だと思います。
安心という土台がなければ、心にゆとりが生まれず、
本来の自分らしさや感じる力さえも失われてしまうからです。
けれど、人生は限りある時間の中で紡がれていきます。 だからこそ、安心のその先に、自分にとっての幸せやよろこびを追い求め、 いきいきとした人生のビジョンを描きながら生きたいと思います。
そのためにこそ、お金を活かす。
そんなふうに日々を重ねていけたなら、人生の最期にきっと思えるはずです。
「ああ、幸せだった。私の人生、最高だった」と。
結びに
自分にとっての本当の幸せを知り、 その実現のためにお金を活かす人生は、いつからでも始められます。
今日という日を、少し立ち止まって眺めてみてください。 心の奥にある小さな声を、そっと拾い上げてみてください。



コメント